2010年11月06日

toujyouka016.jpg 梶川氏のセクハラ認識(2)

前のエントリでご紹介した、ツイッターの議論の
反論というか釈明として、梶川ゆきこ氏が書いたのが、
つぎのふたつのブログエントリです。

「セクハラを許さない環境を作ろう!」
「ハラスメント(嫌がらせ)を許さない環境を作ろう!」

これらに対する反論は、つぎのエントリを見れば
じゅうぶんではないかと思います。

「梶川ゆきこ広島県議のtwitterやブログでの一連の発言に関して」
「差別の訴えを”イタい”と評しているわけではない」

 
梶川氏のふたつのエントリを見て、わたしが思ったのは、
「自分は政治意識が高く、女性問題もわかっている」と、
中高年男性が自負できるようにしているのだな、ということです。

ミニスカートの女性や、非正規雇用の人たちを
「政治意識が低い」とするのも、正社員の中高年男性が
相対的に「政治意識が高い」から、たとえば彼らの意見が
聴くに値することにする、というのもあるのでしょう。

問題となった最初のセクハラ認識のツイートも、
男をケアしない「女が悪い」とすることで、
中高年男性が、差別構造の中における
自身の加害性から、眼をそらせるようにして、
彼らの耳障りがよくなるようにしているのでしょう。

前のエントリでお話した、高度経済成長期に対する
梶川氏のみょうなノスタルジーも、「中高年男性の時代」を
持ち上げることで、彼らを肯定するのだと思います。


梶川氏がこのような姿勢になるゆえんは、
民主党の支持基盤である労組が、中高年男性中心なので、
彼らにこびるためだろうと考えられます。
中選挙区で候補者をひとりしか書けないという、
選挙制度にも原因があるようです。

「我が党の梶川ゆきこ・広島県議会議員の発言について」
「梶川ゆきこ議員の発言、選挙制度と労働組合の問題点」


梶川氏の反論(?)は、同僚議員とか支持基盤とか、
「内輪」で納得できればいいのかもしれないです。
梶川氏を見ていると、言ってもいないことを
言ったことにしたりして、議論が噛み合ないのですが、
これも「内輪」しか意識しないためと思います。

また「男フェミニスト」や「民主党だから叩く人」などの
抽象的な「仮想敵」を作るのも、「内輪」にわかりやすい
「敵」のせいにしているのでしょう。
今回は、「仮想敵」と目された「外」の人が
具体的にはっきりしたので、反論があったまでのことです。

(ちなみに梶川氏は、「実名を出せ」などと言っています。
ネットの議論で不利になったときのお約束ですね。
ネットで大事なのは、ネットの中で同一人物が
一貫性を持っていることを識別できることで、
リアルの生活とリンクできることは、
かならずしも重要ではない。)


梶川氏の対応を見ていて、わたしは、かつてかかわった
ネットの選択別姓の市民団体を思い出しましたよ。
彼女たちは、自民党にお願いして、
夫婦別姓を実現させようとしていたので、
自民党の議員や別姓反対派によく思われようとして、
彼らに耳障りのいいことを言っていたのでした。

また賛成派の側から、自分たちを批判するものは、
「フェミ」とか「評論家」といった「仮想敵」にしたり、
「自分たちの足を引っ張って運動にマイナス」などと
言って排除していたのでした。

こうして「内輪だけの理屈」で納得しあって
自分たちの「意識の高さ」に悦に入っていると、
「外」から自分たちがどう見えるか、わからなくなります。
そしてやがて、外からの批判にまったく耐えられない、
異様な主張をするようになります。
選択別姓の市民団体は、見事にそうなったのですが、
さりとて反省はなく自壊していったのでした。

posted by たんぽぽ at 14:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 政治活動・市民運動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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