2010年12月31日

toujyouka016.jpg 理系マドモワゼル

山形大学工学部で、女子学生を増やすために、
女性研究者の研究や、日常生活を紹介する
セミナーを開くとあります。(来年の1月19日です。)

「山形大学 目指せ!理系マドモワゼル!!理系女子力UPセミナーを開催」

「来たれ理系女子! 美人理系マドモワゼルが魅力教えます」(1/2)
「来たれ理系女子! 美人理系マドモワゼルが魅力教えます」(2/2)
(はてなブックマーク)

http://togetter.com/li/83315
(はてなブックマーク)

 
第一部は女性研究者の研究についての講演、
第二部は女性研究者の日常についてのお話、
第三部は懇親会となっています。
想像するに内容はたぶん、まともなのだろうと思います。

ところが、セミナーの副見出しに
「目指せ!理系マドモワゼル!!理系女子力UPセミナー」
「可愛くおしゃれに理系を目指してみませんか?」
とあって、なんか「??」だったりします。
それともお客さんを増やすために、
あえて奇抜な演出をしたのでしょうか?


そして、この「??」の部分を強調するように
紹介している新聞記事があったりするのですよ
「理系女子」はお堅くてかわいくないという
イメージがネガティブに働いていて、
その払拭をすることが、まだ必要なのでしょうか?

ツイッターで話題になったときも、
「理系女子はもともとかわいくないみたい」とか、
「研究をやるのに、外見的な女らしさがいるのか?」とか、
「学食や校内設備を男性しかいないような
前提で作るほうが問題だろう?」とか、
評判がよくありませんでしたよ。

なんでも、この「理系マドモワゼル」は、
産経がよろこびそうな発想なのだそうです。
http://twitter.com/ke_mushi/status/19252871958630400
========
いかにも産経らしい、などと言ったら怒られるな。
でも「仕事できるけど女性らしい」みたいなの好きだよなあ。
RT @yamtom: で、この産経「理系マドモワゼル」記事だが、
「東大の大島まり先生」はなぜこのようなポーズを
とるに至ったのだろう?http://bit.ly/gnvITU
========

ようするに、女性に求めるのは「才色兼備」、
お仕事はできていいが、男社会のヒエラルキーの
根幹は維持したい、ということなのでしょう。
いかにも「穏健保守」の発想だと思いましたよ。


女子学生や女性研究者を増やしたいなら、
子どもを産んでもお仕事を続けやすくするとか、
結婚改姓したかたが旧姓使用をしやすくするとか、
セクハラの対策を万全にする、といったことのほうが
大事ではないかと、わたしは思いますよ。
(やっていても、産経は書かないかもしれないけれど。(笑))

「理科は女性向きでない」というイメージを
なんとか解消したいというのは、
男性の研究・教育関係者のあいだでも
じゅうぶん浸透して対処は考えているようです。
しかし、上述のような生活に関係したことは、
ご多分にもれず「世間並み」の意識のようですよ。

posted by たんぽぽ at 19:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
 「媚を売る暇があったら、仕事する!」という私みたいな発想の女は、お呼びが無いのでしょうね。

 それにしましても、優秀な研究者が欲しい、育てたいのなら、たんぽぽさんが書いている様に、性別関係なく、研究しやすい環境を作るべきなんですよ。
 が、
 「才色兼備でいてほしい」
 「で、自分の能力を超えた事はしてほしくない」
 「あくまで、自分を支える側に徹して欲しい」
 というのが、女性研究者に対する考えだと思うのですよ。
 賢明な女性は、そんな男尊女卑でセクハラな人のところには集まらない、というのをわかって欲しいものです。
Posted by 銀猫 at 2010年12月31日 21:24
銀猫さま、いらっしゃいませ。
コメントまことにありがとうございます。

>「媚を売る暇があったら、仕事する!」

「かわいげない」なんて思って、気を悪くしそうですね。
(あるいは、「もっとおしゃれしたら?」なんて、
余計なことを言ってきたり。)

>「才色兼備でいてほしい」
>「で、自分の能力を超えた事はしてほしくない」
>「あくまで、自分を支える側に徹して欲しい」

そういうことなんでしょうね。
せいぜいが、「女性として魅力があるなら、
自分たちを超えても許す」くらいだろうと思います。

ひとむかし前の「職場の花」よりは
ずっとましなんでしょうけれどね。
(だから、「穏健」付きの「保守」。)
それでも、女性にだけ男性のとっての性的魅力を
期待するのは、男社会的発想だと思います。

>賢明な女性は、

さいわいにして、ツイッターでは批判が多かったので、
だいじょうぶかもしれないです。
Posted by たんぽぽ at 2010年12月31日 22:42
子供時代、夢を持って無邪気に宇宙や物理、自然科学について語りまくっていた私はあんなにかわいがられたのに…とりあえず「大人は身勝手だね」と子供目線でツッコミを。

加えて、男性研究者の「支えて欲しい」本音が甘えてて心配になりました。お母さんを職場で探さないでくださいなとか。上司に呼びかけ間違えて「おかあさん」と言葉が出てしまうくらい恥ずかしいかも…(笑)。
Posted by mmm at 2011年01月01日 19:19
mmmさま
またまたいっぱいコメントありがとうです。

>子供時代、夢を持って無邪気に宇宙や物理、
>自然科学について語りまくっていた私は

おお、すごい、すごい。

まわりのおとなたちも、ありのままを受け入れていて、
変な風に興味の方向を曲げようとしなかったのは、
とてもいい環境だったと思います。

mmmさまの子どものころまわりにいた大人のかたたちと、
産経の記事に共感する大人たちは、
きっと別人なんだろうと思います。


>加えて、男性研究者の「支えて欲しい」本音が甘えてて

おおっと、このエントリで、わたしが考察した
「才色兼備好み」は、産経新聞の発想だと思います。
男性研究者一般が、産経とおなじ好みとは
からなずしもかぎらないので、彼ら(男性研究者)の
名誉のために、おことわりしておきますね。
Posted by たんぽぽ at 2011年01月01日 22:55
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