記事の見出し通り、女性の社会進出が遅れているというニュースです。
「女性管理職ゼロが4割…独立行政法人・特殊法人・認可法人」
こういうのは、これをご覧のみなさんも、よくおわかりのように、
国際比較をすると、もっとあらわになってきます。
(日本はどうして、いつまでたってもこうなのかと、
いきどおりを感じるかたも、いらっしゃることでしょう...)
最近のニュースでも、ジェンダー・エンパワーメント指標(GEM)や、
ジェンダー.ギャップ指数、国会議員のうち女性のしめる割合も、
諸外国と比べて、日本は下位にとどまっています。
「日本女性の社会進出、世界でも低水準」(6月19日、読売新聞)
「日本の女性議員数、12カ国中11位 男女共同参画白書」(6月19日東京新聞)
(エントリ中に記事の引用があります。)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiroseto2004/48380141.html
わたしの憶測になりますが、日本で女性の社会進出が進まない、
おおまかな理由のひとつは、人口が多く、しかも温暖で生産力が高いので、
女性を働かせなくても、社会が維持できることがあるように思います。
生産力が高いせいだと思いますが、幸か不幸か、
日本は有史以来、人口崩壊を起こしたことがない社会です。
ドイツの30年戦争以上に、長いこと戦乱に明け暮れた戦国時代でさえ、
各地の戦国大名が、富国強兵に走ったので、人口が増えたくらいです。
太平洋戦争の壊滅も(これも戦時中の人口増加政策もありましたが)、
10パーセントも人口を失なわなかったのでした。
男女平等が進んでいるとされる北欧諸国は、人口がきわめて少ない国です。
それで、女性も積極的に活用しないと、社会が成り立たたず、
女性の社会進出のインフラが、整いやすかったのもあるのでしょう。
もうひとつの理由として、日本は均一社会と意識されていて、
アウトサイダーが少ないことが、あるだろうと思います。
外国人や少数民族など、アウトサイダーがいると、
社会不安の転嫁の鉾先は、こちらに向かいやすくなります。
(たとえば、「外国人がいて職を奪うから、われわれの失業が増えるのだ。
したがって、彼らを排除するべきだ」のように。)
ヨーロッパは、どこも外国人や、少数民族が多いですから、
アウトサイダー差別が、深刻になりやすくなっています。
アウトサイダーがいないと、鉾先は女性に向かうようです。
ドイツで、もっとも魔女狩りが荒れ狂ったのが、中世の真ん中ではなく、
ルネッサンス以後と、比較的新しい時代だったのは、
14世紀のユダヤ人迫害以来、ユダヤ人の数が減っていたために、
女性が標的にされたものあったのでした。
それで、これまた一貫して、アウトサイダーの少ない日本では、
差別されるのは女性、ということになるのでしょう。



ふと自分の会社はどうだろう、と、管理職以上をカウントしてみたら、
女性の方が多いことに初めて気がついた(笑)。
最近の傾向かな。
終身雇用・年功序列が残っていて、
オッサンが既得権益とばかりのさばっている会社ほど、
女性の登用は遅れるているでしょうね。
かといって、終身雇用・年功序列がすべてが悪とはいいません、
これもまたある意味良いシステムとは思ってます。
自分の会社のようにマネジメントが回遊魚ばかりで固められると、
自分の保身ばかりで長期的視点に立った経営がなされず、
会社自体の成長が阻害されますし。
女性は積極活用はされますが・・・
難しいですね。
コメント、どうもありがとうございます。
最近の傾向もあると思うけれど、
その会社の体質というのも、あるのかもしれないです。
(ローカルには、大勢と反するところも、あるでしょうし...)
あとは、職種によったりもするのかな...?
ちなみに、わたしのところは、しっかり男性が多いですよ。
転職を何度もやっているけれど、どこもそうでした。
終身雇用なんて、高度経済成長からバブルの時代までは、
日本的閉鎖社会の典型として、目のカタキにされたんだよね...
でもって、実力でよその会社に移っていける、
欧米諸国が、すばらしいとされたんだけど...
それが、日本でも、問答無用にリストラするようになって、
終身雇用が、見直されるようにもなったんだけど...
(ずいぶんと時代が変わったものです。
もっともいまの日本は、欧米諸国より問答無用だけど...)
ようは、両極端がイカンのであって、ほどほどがちょうどいいんでしょうけど。