2025年07月19日

toujyouka016.jpg 選択的夫婦別姓で戸籍がなくなる?NHKが反証

「選択的夫婦別姓が実現すると戸籍がなくなる」
という反対派(非共存派)の言説に
根拠がないことが、NHKで報じられました。

「“選択的夫婦別姓導入で戸籍なくなる” SNSで根拠ない投稿拡散」

 


選択的夫婦別姓と戸籍を関連付ける言説は、
例によって各種SNSで広まっているものです。
その中で「選択的夫婦別姓が実現すると戸籍がなくなる」
という趣旨のものがたくさんあるのでしょう。

参議院議員選挙で争点の1つとなっている
「選択的夫婦別姓」について、「戸籍」と関連付けた投稿は、
Xやインスタグラム、スレッズなどのSNSで見られ、
このうちXでは、「夫婦別姓」と「戸籍」を
含んだ投稿は、16日までの1か月で
リポストを含め16万件を超えています。


NHKの報道では、選択的夫婦別姓が実現した場合、
夫婦別姓を選択したかたたちも、夫婦と子どもが
ひとつの戸籍に入ることがしめされています。

「選択的夫婦別姓・戸籍制度の維持を確認」

そして「選択的夫婦別姓が実現した場合でも、
戸籍の機能や重要性は変わらない」という、
法務省の見解がしめされています。

「戸籍は破壊されない・法務大臣から確認された」

法務省によりますと、1996年の答申に
沿って制度が導入された場合、別々の名字を
選んだ夫婦とその子どもも、現在と同様に
1つの戸籍に入るとされています。

法務省は「仮に制度が導入された場合であっても、
戸籍の機能や重要性は変わるものではない」としていて、
ウェブサイトで、その戸籍の記載例を紹介しています。

最後に、1996年の答申書の作成に
かかわったかたのメンバーのひとりが
「選択的夫婦別姓の議論において、戸籍をなくすお話が
出てきたことはない」とコメントしています。

1996年の答申の策定に関わった白鴎大学法学部の
水野紀子教授は「戸籍は国籍登録、住民登録、親族登録を
備えた便利な制度で、なくすことは現実的でない。
過去に答申について議論した際も、
戸籍をなくすという話は全く出ておらず、
選択的夫婦別姓の立法は戸籍制度の抜本的な
改正を必然的に伴うものではない」と指摘しています。


「選択的夫婦別姓の実現で戸籍がなくなる」とか
「戸籍が破壊される」という言説は、
反対派(非共存派)の「定番」の主張のひとつです。

「戸籍が崩壊?一部SNSの意見と法務大臣の意見」

それがこのように大手メディアによって反証され、
デマと確認できたことはよかったと思います。


これは参院選の重要争点となったことで、
世論やメディアが選択的夫婦別姓に関心を
持ったことがあると思います。
世論やメディアがSNSの言説にも一定の関心を
持つようになったということです。

SNSをふだんから利用する人たちも、
参院選の重要争点で話題性が高まっているので、
選択的夫婦別姓についての情報も
SNSで積極的に発信していたのでしょう。
それで眼につきやすくなっていたということです。

選挙で世論やメディアの関心と、SNSにおける
情報量の増加が「共振」したのだと思います。
(SNSに関しては、選択的夫婦別姓に関する
デマを参政党が精力的に流していて、
それが目立ったことが、大きいみたいです。)



posted by たんぽぽ at 18:40 | Comment(4) | TrackBack(0) | 民法改正一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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この記事へのコメント
戸籍にくわしくないと、反対派の戸籍論(妄想に近いためよくわかりません)を信じてしまいそうです。
Posted by あいうえお at 2025年07月23日 16:27
それがもっとも恐れることです。

適切な情報を発信して、リテラシーを維持することは
やはり大事ということです。
Posted by たんぽぽ at 2025年07月24日 21:29
昔信じてました
Posted by イト at 2025年07月25日 23:16
イトさん

現在は、戸籍に関する適切な認識に
いたっているということで、
適切な情報を発信して、リテラシーを維持することに
つとめたかいはあったということです。
Posted by たんぽぽ at 2025年07月26日 17:57
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