2007年09月21日

toujyouka016.jpg マスコミ学会(4)

7月17日7月19日9月18日エントリで取り上げた、
「「バックラッシュ」についてマスコミ学会で喋ったこと。」の、
雑感のまたまた続きです。

2002年ごろから始まった、バックラッシュ・ブームですが、
「担い手」は大きくふたつのタイプがあるとしています。
ひとつは政治的意図にもとづいて、バックラッシュ的主張をする、
ある意味正統的な人たちで、「運動系」と呼ばれています。
(かならずしも運動するのではなく、発言しているだけの人も多そうなので、
「政治系」と言ったほうがいいのかもしれないです。)

わたしのようなものが、見かけるのは、もっぱらこちらですね。
メディアや識者、政治家だけでなく、選択別姓の掲示板に入り込んで、
くだらない議論を続けていた、不本意ながら古馴染みの
反対論者なんてのも、「運動系」に入ることになります。

 
もうひとつは、「祭り系」と呼ばれているのですが、
これはマスコミなどの、おもしろいニュースに反応する人たちです。
政治的意図はなく、ようするに「痛いニュース」とか、
そんなのを話題にして、楽しんでいる人たちです。

2001-02年ごろ、正統派の「運動系」バックラッシュが、
よくご存知の、反共同参画、反ジェンダーフリーの主張をしたのですが、
それをマスコミが、「本当にあること」として取り上げてから、
きゅうにメディアでの露出が増えたようです。

マスコミの登場頻度が増えてくると、「祭り系」の人たちが、
呼応するようにネットで話題にして、盛り上がってきたみたいです。
さらに、それに呼応するように、「運動系」バックラッシュが
発言力を強めていったのですが、このあたりが02-03年ごろの、
バックラッシュブームの実態のようです。
そうだとすると、ネットの世論も、ばかにならないようです。
多分にこわいものがあると言えるでしょう。

03-04年に行なわれた、安倍と山谷が中心となった、
自民党PT(例の「3500の事例アンケート」のPT)も、
こうしたブームを背景に、なされたものと思われます。
安倍晋三氏が、自民党内で頭角を表わしたのは、
拉致被害者の帰還がきっかけですが、あまり話題にならないとはいえ、
バックラッシュ的活動も、自民党内での勢力伸張に、
つながったのではないか?と、わたしは思っています。


わたしは、おはずかしながら、「祭り系」の人たちの存在を、
エントリを見るまで、ぜんぜん知らなかったのでした。
「2ちゃんねる」のような匿名掲示板に多いそうですが、
「運動系」より「祭り系」のほうが、数ははるかに多いみたいです。

「祭り系」は、ある意味、とても困った人たちかもしれないです。
まさしく、「マスコミに流される人たち」に、ほかならないからです。
(マスコミに批判的でも、マスコミが設定した話題に
反応するという意味で、「流されている」ことになります。)

例のページ『ジェンダーフリーとは』作ったのは、
かかるバックラッシュ蔓延の状況を、なんとかしたいからですが、
ターゲットは、「祭り系」の人たちを、想定していたようです。
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読者の人が「なーんだ、誤解してたよ、てへへ」なんて
反応してくれるとは一切思っておらず、カスケードにブレーキを
かけるような別の情報を二項対立的に形成するような効果であるとか、
議題設定の方向性を変えるというような機能を作れればいいなと思っていた
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「流されやすい人」は、対策がきわめて難しいのが通常ですが、
対処するのは、ネットの世論だけですから、ウェブページを作って、
あちこちで宣伝するくらいで、じゅうぶんできそうです。
このスタンスは、いろいろな点で現実的だと、わたしは思いましたよ。

posted by たんぽぽ at 00:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 家族・ジェンダー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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